2015年4月11日、気仙沼市本吉町の沼尻海岸にて集中捜索活動が行われました。
(活動報告ブログ http://kra-fucco.com/archives/11005)
先の活動報告ブログでもご報告しましたが、この沼尻海岸は応急復旧措置で震災後積み上げられた3段の黒いフレコンバッグの2段目近くまで埋まってしまっている状態です。
もちろん、フレコンバッグを置いたときはすべて見えていた状態。それが4年以上の年月を経て、こんなに石が堆積して…と、思っていたのですが、実は震災後1・2年でほとんど今の状態になっていたようです。
現在の活動の一つとして、その堆積した場所に何か手がかりとなるものがないかを掘削しながら捜して頂いています。
そこで、現在までで3日間掘削活動に入りましたので、進捗状況についてみなさんにお知らせします。
沼尻海岸の進捗状況について
○4月11日(土)
活動人数…ボランティアさん41名、気仙沼警察署12名、当協会のスタッフが9名、合計63名
(内 掘削人数約20名 )
○4月18日(土)
活動人数(掘削人数)…団体15名、個人5名、KRAスタッフ2名 計22名
やっと、1番下のフレコンバックがすべて見えました。
○4月26日(日)
活動人数…団体23名、個人5名、KRAスタッフ4名 合計32名
人数が多かったので、掘削場所を2か所に増やしました。
3日間で約75名の方々に掘削作業にあたって頂きましたが、約80mの海岸、現段階で進捗状況は35分の1くらいです。
現段階では、携帯電話やビデオテープ、瓦、ゴザ、木材、ロープなどの被災物が出てきている状態で、直接手がかりに繋がるものは出てきていません。
しかしそれも一つの成果だと思っていますし、「ここは大丈夫」と、次にとつながる一歩だと思ってます。
でも、ここの海岸一つとっても、まだまだ先は長いんです。
今後も、団体様や、個人様でも人数が集まればこちらの掘削作業をお願いする場合もあります。
大変重労働の作業になりますが、ご協力よろしくお願いします。
(一般社団法人 気仙沼復興協会 福岡麻子)