東日本大震災から7年8か月の月命日の捜索活動

2018年11月11日(日)

東日本大震災発生から92回目の月命日。
     死者数  行方不明者数
宮城県   9,541人  1,221人
岩手県   4,674人  1,115人
福島県   1,614人  196人
全国   15,896人  2,536人
       (警察庁まとめ) 
全国避難者数55,634人
全国47都道府県1,009の市区町村に所在。
       (復興庁まとめ)

気仙沼市内だけでも215人の行方不明者の方々がいらっしゃいます。
今の日常を過ごしている中で、これだけの行方不明の方々がいるって、信じられないことですよね。

この日の活動は先月に引き続き本吉町の野々下海岸。2014年に防潮堤(TP+9.8m)が完成した場所です。防潮堤の海側には海が荒れるたびにたくさんの漂着物が流れ付く場所です。

活動前に全員で海に向かって黙祷を捧げます。

防潮堤の上からリーダーさんより、捜索活動の説明を受け階段から下に下がり各班ごとに活動を開始しました。

野々下海岸は先月も活動していますが、先月はボランティアさん3名とスタッフで少人数でした。ここは堆積しているものが多いので、多くの目での確認が必要だと感じた先月。この日は全国のみならず、スイスからも駆けつけてくれたボランティアさんんも含めて59名での活動となりました。本当にありがとうございました。
みなさん、丁寧に大きな石の間にある細かい石や砂などをかき分けながら、手がかりとなりうるものがないか探してくださいました。

この日は手がかりとなりうる骨らしきもの2点(動物の骨らしいものとかけた骨)とポイントカード、懐中時計、名前の書いた衣類など見つけて頂きました。
たくさんの目で確認できたこと本当に感謝します。
ありがとうございました。


手がかりとなりうるものの発見は少なくなってきましたが、この活動が少しでも行方不明者のご家族の心の支えになるのであれば、続けられる限りは続けて行きたいと思いますので、今後ともご理解ご協力のほどよろしくお願いします。

気仙沼復興協会 福岡麻子

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