東日本大震災から7年9か月の月命日の捜索活動

2018年12月11日

東日本大震災発生から7年9ヶ月の月命日。
     死者数  行方不明者数
宮城県  9,542人    1,220人 (気仙沼市内では215人)
岩手県  4,674人    1,114人
福島県  1,614人    196人
全国   15,897人   2,534人
      (警察庁まとめ)

この日の活動は、本吉町の大沢海岸でした。
4名のボランティアさんに活動していただきました。大沢海岸は9月以来の活動になります。
海に黙祷を捧げた後、活動を開始しました。

3か月ぶりの大沢海岸はまた少し堆積物が変わっていました。
堆積物の中から丁寧に行方不明者の手がかりとなるものがないか丁寧に探して頂きました。

この日の活動では手がかりらしきものを発見することは出来ませんでしたが、定期的に確認できたことに感謝致します。


2018年10月24日、気仙沼市波路上の岩井崎海岸で、工事関係者によりご遺骨が発見されました。そして、そのご遺骨が東日本大震災の行方不明者のご遺骨であることがわかりました。

この日の2018年12月11日(火)、7年9が月の時を経て家族の元へ。
ご遺族の、佐藤さんは我々の捜索活動にも参加されたこともありました。ずっと奥様の帰りを待ち続けていました。そしてやっと届いた、やっと繋がった想い。本当に、本当に良かったです。

今回のご遺骨は、我々が捜索活動をしていた少し先の倒れた防潮堤の下で発見されたようです。人の力ではどうにもならない場所ですが、今回のように工事関係者の方々や漁業関係者、海岸を散歩する方々が頭の片隅にでも、「もしかして?」という思いを持っていてくだされば手がかりになりうるものの発見が増えるかもしれません。
まだまだ、大切な方の帰りを待ち続けている人はたくさんいます。
その方々の想いがいつか繋がるように我々で出来る限りのお手伝いはしていきたいと思いますので、今後とも皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。

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気仙沼復興協会 福岡麻子

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