ご報告が大変遅くなりまして申し訳ありません。
2015年7月11日(土)震災から4年4か月の月命日に集中捜索活動を行いましたのでご報告します。
場所は小泉地区の小泉海岸の少し南にあります外尾川河口(津谷川と気仙沼線の間の川)で行いました。
天気は晴れ、最高気温29度と暑い中での活動となりました。
この日は、土曜日という事もあり117名ものボランティアの方々が活動に参加してくださいました。
(活動現場のことや、安全管理の面から、6月末早々に受入を締め切ってしまったこと大変申し訳ありませんでした。)
気仙沼警察署12名、気仙沼市役所2名、気仙沼復興協会(以下KRA)8名、計139名での活動となりました。
8時45分、小泉公民館に集合。オリエンテーションで震災から今までの気仙沼の状況、現場の説明などをした後、現場に移動。
10時、海に向かって黙祷、気仙沼警察署 警備課 佐藤課長からご挨拶を頂きまして活動を開始しました。
4班に分かれ、場所を区切り捜索活動を行いました。
KRAとして、清掃には何回か入ったことはありますが、捜索活動としては初めての現場です。
各チームリーダーさんの指示ものと活動は進められました。
木端(葦など)を始め、衣服やビニール類、ペットボトル、漁具などが散乱している状態です。
今回は、被災物は拾わずに捜索をメインに行いました。
今回の活動で、手がかりとなりうる骨を3本見つけて頂きました。
多くの目で確認できたこと、本当に感謝致します。
暑い中の活動本当にありがとうございました。
来月8月11日も集中捜索活動を行う予定です。
暑さが厳しい季節ではありますが、ご協力よろしくお願いします。
ひとりでも多くの手と目で、
ひとつでも多くの手がかりを…
(一般社団法人 気仙沼復興協会 一同)
外尾川河口までの風景。
ここに来なければわからない現状、線路の枕木がそのままだったり、道路が寸断されたままだったり…
まだまだある、いろんな問題。
住まいの問題、防潮堤の問題、道路の問題、心の問題・・・などなど。
その人それぞれ、抱えているものは違うんです。
そして、行方不明の方が気仙沼市内だけでも未だ220名いるという現実も…。
ひとりでも多くの人が帰るべき場所に帰れるように…
いろんなこと、まだまだこれからです。
これからもご協力よろしくお願い致します。
(福岡麻子)