放射線測定器を試しました

2012年8月23日、気仙沼は今日も快晴本日のボランティアさんには『浜の清掃作業』を炎天下の中していただきました。ありがとうございます。くれぐれも熱中症には注意し、早めの水分補給を心がけてください。

ご報告が遅くなりましたが、『P板.com 株式会社 インフロー』様より『放射線カウンター PiPi 無償配布プロジェクト』として気仙沼復興協会(KRA)に『GPS機能付き 高精度ガイガーカウンター PiPi』を20台ご寄付いただきました。ありがとうございます。

GPS機能付き放射線カウンターPiPiピピ

東日本大震災直後の気仙沼は大津波に襲われ、自分自身は逃げるのに精一杯かつ余震の恐怖で小学校に逃げ込み一夜を過ごしました。深夜に外にでてみると大火事の炎で空が真っ赤に染まっていたことが思い出されます。

この時点では情報が一切入ってこず、まさか福島原子力発電所が大変になことになっているなんて・・・。

そんな中ラジオを聞けるようになったのは2日後でしょうか。そのラジオから南三陸町の被害が甚大で生存者が少ないとか、原発事故の情報を得ることができ、驚いたことを思い出します。津波のような目に見える恐怖と異なり、放射能の目に見えない恐怖というのはいかんともしがたい感じがしました。

そんな目に見えない放射能を調べる機械が放射線カウンター『PiPi』です。この製品の特長はGPS機能がついているので、測定した結果をUSBケーブルでパソコンに接続、そしてインターネット経由でアップロードすることで全国の放射能の値を見ることができるのです。

試しにKRA事務所前での測定結果をアップロードしてみました。

気仙沼市長磯船原 地面からの高さ およそ30cm
8月21日 結果は・・・0.186 μSv/h

とりあえずは大丈夫なんでしょう・・・。

世間では0.2μSv/hを超えて大騒ぎをしている人もいらっしゃいますが、今一つピンとこないというのが正直な感想です。ただ、RISMプロジェクト(PiPiで共有されたMAP)上のマップを見ると、福島県の一部では6月に 2.93 μSv/h という数値を出しているところもありますし、原発付近では家はあるのに帰れない人もたくさんいます。もっと危機意識を高めなければと改めて思いました。

共有MAPはRISMプロジェクトでご覧になれます
http://www.axelspace.com/rism/index.php

(茂木)

『放射線測定器を試しました』へのコメント

  1. 名前:横田 武 投稿日:2012/09/03(月) 23:14:26 ID:247b5f4e3 返信

    海外在住の43歳、男性です。 10月第1週に、休暇で日本に一時帰国する機会に、ぜひボランティアに参加させていただきたく、考えております。日程的に、10月1日-2日の二日間しかありませんが、何かお手伝いできることは、ありませんでしょうか?外国語(中国語、英語)を使った、外国人へのケア以外では、力仕事しか出来ませんが。後日お電話させていただきます。

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