ご報告が遅くなりましたが、2015年1月の月命日の集中捜索活動についてご報告させて頂きます。
2015年1月11日、東日本大震災から3年10か月目の月命日。
気仙沼警察署と合同で集中捜索活動が行われました。
当日の最高気温は2度。風がとても強く寒い中での活動となりました。
気仙沼警察署から13名、ボランティアさん63名、気仙沼復興協会スタッフ7名、計83名での活動となりました。
場所は気仙沼市波路上明戸地区です。
もともとは防波堤があって、道路があって、木があって、家があって…、こんなに石や砂なんてなかった場所…。
何度も何度もボランティアさんに活動して頂いた場所で、現在はお陰様でとてもきれいになりましたが、波に打ち寄せられた石や砂の堆積状況など日々変化している場所です。
また、潮の流れの関係からか、遺留品や骨らしきものが発見されやすい場所でもあります。
午前10時、全員で海に向かって黙祷を捧げたあと、気仙沼警察署 警備課 奥田課長からご挨拶を頂きまして、活動が開始されました。
みなさんレーキや忍者熊手・スコップ・火ばさみなどを使い海藻などが溜まっている場所や、堆積した石・アスファルトなどを除けながら、慎重に手がかりを探していただきました。
この日の活動では、21本の手がかりとなりうる骨を見付けていただきました。
やはり、たくさんの目があればそれだけ確認することが出来ることを改めて実感しました。
そして、この日のボランティアさん63名は、個人さん37名で8割がリピーターの方、団体さんも山梨から来たリピーターさんです。皆さん、時間があれば気仙沼のために、駆けつけてくれる心強いボランティアさんたちです。
本当に、ありがたく、嬉しく思います。
これから海岸の整備もますます進んで行きます。
復興を進めていくことももちろん大切ですが、そこに何も手がかりがないことをきちんと確認したい。そのためにも、たくさんの方の協力が必要です。
来月の2月11日(建国記念日)は水曜日ですが、ボランティア受入部は定休日ではなく集中捜索活動を行う予定ですので、ご協力よろしくお願い致します。
待っている人がいて、
帰りたい人がいる。
待っている方々が、一歩を踏み出せるように。
ひとりでも多くの手と目で、
ひとつでも多くの手がかりを・・・。
(ボランティア受入部 一同)