2015年12月11日の月命日の気仙沼警察署と合同の捜索活動が悪天候で中止になったため、12月20日に気仙沼復興協会単独で捜索活動を行いました。
場所は気仙沼市波路上の明戸地区の海岸線
ボランティアさんは急な募集にも関わらず、市内の方とリピーターさん10名の方々が集まってくれました。
寒い中の活動、いつも本当にありがとうございます。
明戸地区の海岸線にはフレコンバッグが置かれ、陸側は防災林造成工事が始まっています。
海側は、壊れた防波堤やテトラポットがまだ海の中にあります。
何度も海岸清掃、集中捜索活動を行っている場所ですが、フレコンバッグを設置する際に、掘り返しているところ、また新たに打ち上げられたものの中に手がかりがないかを探して頂きました。
この日の活動で手がかりとなりうる骨らしきものは10本。
現在、気仙沼警察署の関係各所で調べて頂いています。見つけて頂いた骨の中には、大きいもので約25㎝くらいのものもありました。
寒い中での活動本当にありがとうございました。
これからますます寒くなり、外での活動が大変になって来るかとは思いますが、今後ともみなさんの協力よろしくお願いします。
(気仙沼復興協会 一同)
宮城:死者 9,541人 行方不明者 1,237人(内 気仙沼市内220名)
全国:死者 15,893人 行方不明者 2,565人
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置
(平成27年12月10日 警察庁緊急災害警備本部 広報資料より)
なかなか減らない、行方不明者の数。
それでも、行方不明者の捜索活動にご理解いただいていること本当に感謝します。
いつも、言いますが海岸線の工事が進むにつれて、捜索活動が出来る場所がなくなり厳しくなってくるでしょう。
今できることを、
今しかできないことを、
続けられる限り…。
今後ともみなさんのご協力よろしくお願い致します。
みんなが、一歩を踏み出せるように。
ひとりでも多くの手と目で、
ひとつでも多くの手がかりを・・・。
(福岡 麻子)