引地朋彦さんによる熱唱コンサートが今回も仮設住宅、市内福祉施設にて開催されました。
12月27日、午前は『ケアハウス・ソレイユの丘』です。
施設利用者さん27名、地域住民10名の方が参加され、懐かしい曲を皆さんで口ずさみ楽しい時間を過ごしていたようです。
コンサート後に4階展望台にご案内して頂き、震災当時の様子を伺いました。
海の側にある施設では、被害は無かったそうですが、津波が襲ってくる光景を展望台から見ていたそうです。
生きた心地がしなかったとおっしゃっていました。
そして午後は『階上ブランチ(グループホーム)』です。
こちらでは、利用者さん13名が参加され、なんとこの日にちょうど100歳を迎えた方がいらっしゃり、バースデーソングを皆で歌いました。
翌日12月28日の午前は、『気仙沼西高校住宅』です。
2名の住民さんが参加され、歌の前に皆さんとお茶会をしました。
神奈川の渡辺様から頂いたクッキーを一緒にご馳走になりました。
以前から「仮設住宅でお茶会をする際に皆さんで食べて下さい。」
と、何度も送って下さっています。
パウンドケーキやクッキー、マドレーヌなど。気持ちのこもった贈り物いつもどうもありがとうございます。
こちらの住宅は2013年3月、2014年6月にも訪問し、3回目となります。
引越しをされて入居人数が減ったために参加される人数も減りましたが、今後の生活のお話など引地さんとゆっくりお話できたようです。
午後は、『介護老人保健施設 リバーサイド春圃』です
利用者さん45名が参加され、引地さんの歌声に聞き惚れていたようです。
引地さんは、気仙沼の復興していく様子をいつも気にかけ、住む人の目線に立ち、じっくりと耳を傾けて聞いています。
まだまだ仮設住宅での生活が続き、今後の生活や健康面で不安を抱えている方に、少しでも明るく前向きな気持ちになってもらいたい。
そのお気持ちが住民さんにも伝わっているようです。
年末のお忙しい所お越し下さり本当にありがとうございました。
(気仙沼復興協会 菅原 律子)