まずはじめに、このたびの九州、熊本地方を中心に発生した地震により、被災された多くの皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
また、救援や復興支援などの活動に尽力されている方々に深く敬意を表しますとともに、まずは余震が収まり皆さまの安全が確保されること、そして一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。
東日本大震災発生から61回目の月命日。
死者 (行方不明者)
宮城県 9,541人 (1,236人)
(気仙沼市内 行方不明者 220人)
岩手県 4,673人 (1,124人)
福島県 1,613人 (197人 )
全国 15,894人 (2,561人)
(警察庁まとめ)
先日、ブログ(小泉地区 行方不明者の捜索活動募集)にてご報告をさせて頂きましたが、現在住民さんの要望で気仙沼市の南に位置する本吉町小泉地区での捜索活動を進めております。
震災によって40名の方々が亡くなり、そのうちいまだ18名の方々が行方不明となっている地区です。
この日も、ボランティアさん11名、気仙沼警察署10名、気仙沼復興協会スタッフ8名、計29名と、津谷川河川堤防施工業者「戸田・淺沼・三浦建設工事共同企業体」様の全面的な協力の元、月命日の捜索活動を実施しました。
前回のブログでも説明させて頂きましたが、今回の捜索場所は震災後水が溜まったままの田んぼです。
その場所は、津谷川外河川災害復旧工事の為埋め立てられる場所です。
まずは、施工業者様に水をポンプで抜いて、草を刈って頂きました。その後、表面の捜索をボランティアさんとスタッフで行いました。
表面を捜索した後は、重機で50センチ前後掘って、その土砂を別の場所に移動して頂いております。
その土砂の中になにか手がかりとなるものがないかを捜索しています。
この日までの進捗状況は20分の1程度。
この日までに、手がかりらしいものは発見されていませんが、気仙沼警察署 警備課 佐藤課長の最後に頂いた言葉にもありましたが、それも一つの成果です。確認しなけければ前には進めないんですよね。
まだまだ、みなさんのご理解ご協力が必要な現場です。今後ともよろしくお願い致します。
(一般社団法人 気仙沼復興協会 スタッフ一同)
『私たちが11日にこだわる意味』
宮城県警が月命日の集中捜索活動を見直す方針を定めました。それは決して捜索活動を減らしていくわけではなく、月命日にこだわらす、家族、住民さんの要望に応えていく方針にしたからです。
現に、4月に入ってから、気仙沼警察署はもうすでに捜索活動を何度も行っています。
私たちも、11日以外にも捜索活動を出来るだけ行っていこうと思っていますが、11日には引き続き集中捜索の日として継続していければと思っています。
それは、『11日』が、
『忘れてはいけない日』だから。
行方不明者がいなくなるまで、『待ってるよ』と伝え続けなければいけない日だから。
我々が続けられる限りは…
今後ともみなさまのご協力よろしくお願いします。
(福岡 麻子)