東日本大震災発生から5年6か月 月命日の集中捜索活動

東日本大震災発生から66回目の月命日。
     死者  行方不明者
宮城県  9,541人 1,233人 (内 気仙沼市内の行方不明者 220名)
岩手県  4,673人 1,123人
福島県  1,613人  197人
全国   15,894人 2,557人
      (警察庁まとめ)

2016年9月11日(日)
活動場所 気仙沼市波路上 明戸地区
活動人数 ボランティア36名、気仙沼復興協会スタッフ5名

8時30分に協会に集合、震災から今までの話、現場の話をさせて頂いた後、この日の活動現場近くにあります、杉ノ下慰霊碑で手を合わせて頂き、活動現場に移動。
10:00、海に向かって黙祷を捧げて活動を開始しました。

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台風10号の影響により今までにないくらい海が荒れました。
地元漁師さんも、
「ここ60年以上海見てるけどこんな海初めでだ」
というほど大荒れで、
たくさんの震災の被災物をはじめ漂着物が打ち上げられていました。

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3班に分かれて、打ち上げられた被災物や木片、海藻の中からレーキなどを使って、何か手がかりとなりうるものがないか丁寧に見て頂きました。

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この日の活動では、骨らしきもの20本、車のナンバープレート1点を見つけて頂きました。
その他にも、名前が刻印されているリコーダーや、携帯電話、カメラなどを見つけて頂きました。

 今回の捜索の感想として、やはり海の中に沈んでいるものはまだまだあると実感しました。
そして、まだ可能性はあると感じました。

海岸の工事が進むにつれて、捜索活動が出来る場所が限られてきていますが、我々が活動出来る限りは続けて行きます。

今できることを、
今しかできないことを、
続けられる限り…。

みんなが、一歩を踏み出せるように。

ひとりでも多くの手と目で、
ひとつでも多くの手がかりを・・・。

みなさんの、ご理解とご協力をよろしくお願いします。


日本各地で、そして世界各地で自然災害が多い中、
自分の身は自分で守れるよう、そして周りの大切な人たちを守れるように
まずは、一人一人が他人事ではなく、自分事に…

(気仙沼復興協会 スタッフ一同)

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