東日本大震災から5年10か月の月命日の集中捜索活動

東日本大震災発生から70回目の月命日。
    死者  行方不明者
宮城県  9,540人 1,232人 (気仙沼市内の行方不明者数は220名)
岩手県  4,673人 1,123人
福島県  1,613人 197人
全国  15,893人 2,556人
      (警察庁まとめ)
全国避難者数 130,740人
全国47都道府県1,100の市区町村に所在
      (復興庁まとめ)

2017年1月11日(水)

2017年が明けて、初めての集中捜索活動でした。
活動場所は階上地区のお伊勢浜海岸。
お伊勢浜海岸で月命日の捜索活動として活動するのは、昨年の2016年3月11日以来の事です。
その後、台風10号などで漂着物が多い時には海岸清掃には入りましたが捜索活動としては久しぶりの現場です。
平日にも関わらす、全国から10名のボランティアさんが参加して下さり、スタッフ7名と一緒に活動を行いました。

気仙沼復興協会(以下 KRA)に集合した後、階上地区の杉ノ下慰霊碑で手を合わせ、活動場所へ。
海に向かって黙祷を捧げた後、活動開始しました。

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空が綺麗なので、暖かそうに見えますが。
この日の最高気温は0度で、強風の中での活動でした。空の様子も変わりやすく、本当に寒い中での活動となりました。

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この日の活動で、手がかりとなりうる骨らしきものを16点見つけて頂きました。ほとんどが動物の骨のようなものでしたが、久しぶりの現場で 手がかりとなりうるものが多く見つかったことは、まだまだ定期的に人の目で確認する必要があると実感しました。


各海岸で、防潮堤や林野帯の工事が進んでいます。

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活動できる海岸が限られて来ていますが、出来ることを、出来る限り続けて行き隊と思います。

2月11日(土)も集中捜索活動を行う予定ですので、みなさんご協力よろしくお願い致します。


年末に宮城県の女川沖で、海底から気仙沼市内の行方不明の方のご遺骨が発見されました。
また、福島では大熊町で当時7歳だったお子さんのご遺骨が…。
一人でも多くの

「おかえりなさい」

が増えますように。

今できることを、
今しかできないことを、
続けられる限り…。

みんなが、一歩を踏み出せるように。

ひとりでも多くの手と目で、
ひとつでも多くの手がかりを・・・。

(気仙沼復興協会 環境保全部一同)

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