東日本大震災から6年7か月の月命日の捜索活動

【東日本大震災発生から6年7か月の月命日】
      死者  行方不明者
宮城県   9,540人  1,225人(気仙沼市内 215人)
岩手県   4,673人  1,121人
福島県   1,614人   196人
全国    15,894人  2,546人
             (警察庁まとめ)

当日は、水曜日ということもあり、ボランティアさんはいつもより少なめでしたが、それでも4名リピーターの方々が活動に参加して下さいました。
場所は、本吉町の大沢漁港地内。
先月活動した場所、海岸線より南側の漁港の敷地内で、玉砂利が堆積している場所での活動になります。
いつものように午前10時に海に向かって黙祷を捧げ活動を開始しました。


先月、初めて表面を軽く見ただけで、いままで本格的には活動に入ったことがない場所でした。
少人数での活動ではありましたが、手がかりとなりうる骨らしきもの2点(動物の可能性大)を見付けて頂きました。
この時期にしては少し寒い中での活動本当にありがとうございました。


今回の活動中に近くで釣りをしている地元の方がいらっしゃいました。
その方とボランティアさんの会話の一コマを紹介させて頂きます。

今年の春先に、大谷沖(気仙沼市内)で網にかかった骨をDNA鑑定した結果、気仙沼市本吉町の男性だった事があったそうです。実はその帰られた方は同僚だったと、打ち明けてくれました。
話の中で…もうすぐ7年の月日が経とうとしている今、諦められますか?
と聞いてみた。

帰ってきた言葉は、「諦めらんねぇ」と… 
まだ帰ってきてない人は沢山いる、本当は自分らでやんなきゃなんねぇのに…、
自腹を切って遠くから来てもらって本当にありがたいと仰ってました。

忘れない、

待っている人がいること、
諦めてなんかいないこと、
帰りたい人がいること、
忘れない。

いつも、お知らせしていることですが、海岸線の工事が進んでいるため、活動に入れる海岸が限られてきましたが、来月も月命日の捜索活動を行います。ご理解とご協力をお願い致します。

(気仙沼復興協会 スタッフ一同)

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