東日本大震災から7年

ご報告が遅くなりまして申し訳ありません。先日の震災から7年となる3月11日、集中捜索活動を行いましたのでご報告いたします。

     死者    行方不明者  関連死者
宮城県  9,540人   1,223人    927人
    (気仙沼市内だけでも215人の行方不明者)
岩手県  4,674人   1,116人    466人 
福島県  1,614人    196人    2,222人
全国   15,895人   2,539人   3,647人

8時30分、気仙沼復興協会(以下 KRA)集合。
参加ボランティアは最終的には112名の方々に参加していただきました。
KRAにて、簡単にオリエンテーションを済ませてから、現場に向かって頂きました。

警察署(気仙沼警察署、若柳警察署、築館警察署)49名
気仙沼海上保安署 10名
気仙沼市 2名
気仙沼復興協会 4名
また、多賀城自衛隊による炊き出し訓練、地元企業宮常土木さんによる重機協力などありました。

9時50分全員で整列
主催者の気仙沼市危機管理課と、気仙沼警察署長からのご挨拶を頂き捜索を開始しました。

現場は気仙沼市幸町の大川河川敷。
ここは、川と海から津波が重なり合った津波の最終地点付近で、まさかここまで津波が?と思う場所。

この現場は以前から地元の方から捜索の要望があった場所でしたが、地権者の問題などもあり今まで実施する事が出来なかった所。7年経った、3月11日にようやく捜索が実現しました。

ボランティアさんは4班体制で捜索を開始しました。
また、いつも捜索活動の時には漂着物などのゴミは回収しませんが、この日はゴミや枯草の回収も行いながら作業を進めて頂きました。

各班ごとに一列になり、スコップや三本鍬、レーキなど様々な道具を使い、地面を掘削して行きながら作業を進めて頂きました。


お昼は、今年も多賀城自衛隊の炊き出し訓練によるカレーライスの提供がありました。
この炊き出し訓練は地元の自衛隊協力会の方が、地元の方々に声がけをして下さり、その方々の寄付によって食材を購入して、自衛隊のみなさんが調理、そして参加者のみなさんに提供して頂いています。毎年温かい昼食ありがとうございます。また、気仙沼警察署友の会や、地元の方から飲み物の差し入れ、わかめの茎漬けなどの差し入れもありました。


午前中掘り進めていくと、少し深いところ衣類やコンクリートブロック、日用雑貨等が多数、見つかる場所があり、午後からは、衣類などが見つかった場所に重機を入れてもらう事にしました。


重機で掘り起こした後は、今度は人力で、土砂の中を確認して頂きました。

この日の捜索ではクレジットカードや印鑑証明、指輪等、5品目6点の思い出の品が見つ気て頂きました。ありがとうございました。

大勢の目でここの場所を確認できたことで、住民の方々は安心して次に進むことが出来ると思います。本当にありがとうございました。

14時46分、防災無線のサイレンとともに海に向かって黙祷

やっぱり、いろんな想いがこみ上げてくるものです。

もう7年
まだ7年
みんな気持ちは違うけど、
でも、みんな同じ7年が経過しているんですよね。

8年目、まだまだやらなきゃいけないことがあります。
伝えなきゃいけないことがあります。
諦められない人たちがいるから、諦めない人たちがいる。
本当にありがとうございます。

8年目、少しでも笑顔が、笑い声が増えますように…

(気仙沼復興協会 スタッフ一同)

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