皆様、こんにちは、ボランティア受入部 昆野恵太です。
だいぶ報告が遅れてしまいましたが、先月(7/29)に土砂災害にあった民家の清掃活動が無事終了したのでご報告させていただきます。
先月(7/29)に大雨洪水警報が気仙沼全域にも発令され、ここ気仙沼市でも大雨で多大な被害がでました。被害状況として、住宅85棟が床上浸水、225棟が床下浸水、最大で5,584世帯が停電したほか、土砂崩れや道路の通行止め、用水路の詰まり等の被害がでました。また漁業施設や海岸などでは、定置網に流木が混入し、カツオ漁餌にも影響がでていたそうです。
今回の現場ですが、東日本大震災の直接の災害では無いですが、地震の影響で地盤が緩んでいたと考えられることや、以下のことによって土砂災害を受けた民家の清掃活動をすることになりました。
- 依頼元のご家族や親戚、近所の方々だけでは人手不足で困っていたこと
- 緊急を要する現場であること
○泥だし作業前の状況写真
民家のすぐ後ろは、山なので土砂が民家の台所や居間に2m近い高さまで入ってきた状況でした。また、民家が車で入っていけない高台に建っているため、人力で作業をしなくてはならないため、最初はどう効率よく活動するかを考えました。
まずは、一輪車で急な斜面を上から下へ一回一回下しては上がってと・・・。
危険な作業であること、非常に時間がかかること、体力の消耗が激しいこと・・・、
たくさんの課題があがりました。
そこで、翌日50名を超えるボランティアさんの活動でしたので、バケツリレー方式で、行なうことにしました。
バケツリレー方式で行うことで、効率よく進めることができ、思った以上に早く土砂も出し終わりました。見えなかった床もやっと・・・見え始めました。そして、室内・外壁などの洗浄作業や床剥がしに取り掛かりました。
○泥だし作業後の写真
台所や居間も大分綺麗になり、無事清掃作業を終了することができました。
今回、この現場に協力して頂いたボランティアさん総勢90名程でした。
本当にありがとうございました。
今後、依頼主さんがより安心安全な住まいになるように今後も支援していければと思います。今後もご支援の程宜しくお願いします。
(ボランティア受入部 昆野 恵太)