2013年10月6日(日)、いつもボランティア活動に気仙沼に来ていただいている、愛知県豊橋市にある桜丘高等学校の文化祭『櫻輝祭』に招待されました。気仙沼復興協会(以下KRA)から今年も理事長を含む5名での参加です。
文化祭への参加は今年で3回目となりますが、昨年は台風のため文化祭当日にサンマを焼くことはできませんでした。今年は一転して夏が舞い戻ってきたような暑さ汗だくの中での文化祭となりました。今年は「気仙沼産のサンマ焼き」に加えて、「気仙沼の物産販売」を行いました。同校は文化祭の中で「東日本大震災復興支援」として、KRA以外の気仙沼の方々も招待し、気仙沼の様々な品が並んでいました。
前日学校に到着し、担当の先生が興奮しながらこう話しました。
「今年はサンマを1尾200円で販売し、その売り上げを東日本大震災の被災地に寄付する!そう話した時に会場には大きな拍手が起こったんですよ!」
今でも被災地のことを気にかけて下さる人々がいることをあらためて実感しました。
また、2年前に初めて桜丘高校文化祭にてサンマを焼いたときに、当時高校1年生でクラス委員を務めていた2名の生徒を紹介されました。現在は3年生となり、2年間で大きく成長した姿を見て月日の流れの速さを感じました。当時の様子を思い出し、感慨深くなりました。
その日の夕方からは、今回サンマを焼く2年生たちに練習をして頂きました。
夜には阪神・淡路大震災を経験した神戸の方々との懇親会が開催されました。今年は神戸から2名の方々が参加されましたが、年齢的なこともあって豊橋市まで来ることが厳しくなり、来たくても来られない方もいたとの話を聞き、寂しさを感じずにはいられませんでした。
日付が変わり、文化祭当日を迎え、天気は快晴サンマ焼き日和です。
サンマは販売したにもかかわらず、およそ400尾が無事完売いたしました。途中、20名ほどいたサンマ焼きをしていた生徒さんが、いつの間にか5名しかいないというハプニングなどありましたが、みんなで協力して煙まみれになりながら、サンマを焼いたことはいい思い出になることでしょう。
また、KRAが窓口となり販売している「港町の縫いっ娘ぶらぐ」の縫い物商品や、気仙沼のゆるキャラ「ホヤぼーやグッズ」、気仙沼産のつくだ煮などの販売を行いました。
また、『木と気でつなぐ800kmの絆』題して愛知県豊橋市から宮城県気仙沼市までの往復1,600Kmを自転車リレーで運んだ苗木は桜丘高校の門前にしっかりと植樹されていました。気仙沼にある苗木もすくすく成長をしていますので、ご安心を。
3回目を迎えた桜丘高校でのサンマ焼きですが、いつも高校生の元気な姿に圧倒されてしまいます。そして、被災地 気仙沼のことを気にかけていただき、ありがとうございます。また、気仙沼にボランティア活動に来てくださると思うのですが、たまには完全な観光で気仙沼にお越しくださいませ。お待ちしております。
(茂木)