【ボラ部】2月11日の集中捜索活動のご報告

遅くなりましたが2014年2月11日(東日本大震災の月命日)、気仙沼市内の2現場にて気仙沼警察署と連携した集中捜索活動を行いましたので、ご報告させていただきます。

○大雪による現場の追加:

この活動は昨年12月11日より行われ3回目を迎えますが、今回は全国的に影響の大きかった大雪により、直前で現場の分散(追加)を余儀なくされました。

当初想定していた現場「気仙沼大川」では、ボランティアの皆様に捜索していただく予定でした河川敷一帯が20センチ強の積雪で覆われていました。そのため当日の参加者96名の方々に円滑な作業をおこなっていただくのが難しいと思い、個人参加の皆様15名には大川の水際のみを捜索範囲としていただきました。またリバイブジャパン一行様をはじめとする個人様を含む76名の方々には、積雪の微量な「登米沢農地海岸」で活動していただく事となりました。

○気仙沼大川での活動:

気仙沼警察署警備課長の挨拶の後、身の引締まる号令とともに黙祷を捧げ、警察の方々は胴付長靴やボートを準備、水底/水際の捜索に取り掛かりました。また大川捜索に参加していただいた個人参加のボランティアの皆様は比較的リピート率が高く、他の被災地での捜索活動経験もある方等々も多く……、同じく胴付長靴等を装着し、足元の危ない際で堆積や沈殿している物をつぶさに探していただきました。

実際の活動の様子はこちらをご覧ください。

日テレ NEWS24
http://www.news24.jp/articles/2014/02/11/07245580.html

FNNローカルTime(YouTube)
http://youtu.be/k5HPiwt3w_s
http://youtu.be/Gz3yyGMjdNE

○「登米沢農地海岸」での活動:

全国的にサーフィンのスポットで有名な登米沢海岸ですが…写真のように
「津波により浸食された断崖」
「崩れたテトラポット群」
「大量に堆積している石・砂利」等々、
未だに震災の面影を強く残しています。

toyoma3

海の寒風が吹き荒れる中、リバイブジャパンをはじめとする76名の皆様にはこの石の層を堀り、行方不明者の手がかりがないかを熱心に探していただきました、有難うございました。

toyoma2

○今後も……

2014年2月28日現在、死者1,209人(震災関連死含む) 行方不明者 233人となっています。
「ひとつでも多くの手がかりをみつけたい」そう思っている被災者の方々、
「何か被災地でお手伝いしたい」そう思われるボランティアの皆様がいらってしゃって、
そして気仙沼復興協会が存続する限り、今後もこの活動を継続していきたいと思います。

つきましては、命日である3月11日も手がかりを求めて捜索を行いたいと思います。皆様のご協力お待ちしております。

(ボランティア受入部 一同)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*