ご報告が遅くなり申し訳ありませんでしたが、8月の月命日の集中捜索活動のご報告をさせて頂きます。
震災から3年5か月の月命日となる2014年8月11日。気仙沼警察署と合同で集中捜索活動が行われる予定でしたが、台風の影響を考慮して延期となり、8月12日(火)に集中捜索活動が行われました。
夏休み中という事もあり、月命日の11日には50名以上のご予約を頂いていました。延期となってしまってとても残念でしたが、急な変更にも関わらず12日も全国から35名のボランティアさんが参加して下さいました。
小雨の降る中での活動でしたが、ボランティアさん、気仙沼警察署、気仙沼復興協会スタッフ計50名で活動は行われました。
当日の現場は千岩田海岸。今年の1月にも集中捜索活動を行った場所です。
(関連ブログ http://kra-fucco.com/archives/7383)
半年以上経過した現在、地盤沈下の影響などもあり再び漂流物が多く、地形も変化していることから今回の集中捜索活動の候補地となりました。
午前10時、全員で海に向かって黙祷を捧げたあと、気仙沼警察署 警備課 奥田課長から挨拶を頂き、活動が開始されました。
前日の台風の影響もあり、海藻をはじめ被災物など、たくさんの漂流物が打ち上げられていました。その中から、手がかりとなりうるものはないか、砂の中に埋まっているものはないか、レイキや熊手、スコップなどを使い確認していきました。
この日の活動では、手がかりとなりうる骨らしきものが13本見つかりました。動物の骨、お墓の流失骨なども含まれている可能性があるので、現在警察の方の関連施設等で調べて頂いています。
県内では1,269名、気仙沼市内だけでも229名の行方不明の方がいらっしゃいます。
(先月末現在)
復興が進むにつれ、沿岸部の工事も進んで行きます。その海岸や漁港の工事が始まる前に、確認しなければならない場所がまだまだあります。
ひとりでも多く、一日でも早く待っている人の元に帰れるように、今後も活動を続けていきたいと思います。
9月11日(木)も、集中捜索活動を行う予定になっています。多くの方のご参加をお待ちしています。
ひとりでも多くの手と目で、
ひとつでも多くの手がかりを・・・
ご協力お願いします。
(ボランティア受入部 一同)