ご報告が大変遅れてしまい申し訳ありませんでしたが、東日本大震災から4年目…2015年3月11日に行われた、集中捜索活動のご報告をさせていただきます。
今回の活動場所は本吉町中島地区の海水浴場「小泉海岸」です。(別名:赤崎・中島海岸)
一昨年12月にも捜索を行った場所で15か月ぶりの捜索活動現場となります。
(関連ブログ:2013年12月 http://kra-fucco.com/archives/7142)
活動当日は残念ながら天候に恵まれず、風雪吹き荒れる中での大変厳しい活動となりましたが、気仙沼警察署からは13名、当協会のスタッフが8名、そしてボランティアの皆様には127名(内:小泉振興会31名、気仙沼市内27名、市外69名)のご参加をいただきました。また気仙沼市役所から4名、商工会から2名、そして自衛隊関係者・多賀城駐屯地第22普通科連隊10名より「炊出し」のご支援をいただきまして、総勢163名の方々が心を一つに、捜索を行いました。
この小泉地区は568世帯のうち322世帯が被災され、未だ18名の行方不明者がいらっしゃるとのことで、再漂着している手がかりを探すため、広い海岸線を4チームに分かれ、熊手・レーキ等を用い入念に調べていただきました。
この日の活動では、手がかりとなりうる骨らしきものが8片見つかりました。現在警察の方の関連施設等で調べていただいています。
さて、3月の捜索活動ですが震災から4年の節目ということもあり、ボランティアの皆様はじめ、様々な方からのご協力をいただきました。
○自衛隊関係者の方々には炊き出しの調整をして頂きました。寒風の中いただく豚汁は体に沁みて、とても美味しかったです。
○また地元小泉地区の振興会からは31名のご参加を、また地元紙への記事掲載も反響がありまして市民の方々からも大勢ご参加をいただきました。一緒に活動できる連帯感・心強さを感じさせていただきました。
○そして県外、市外から、今回初めて決意し参加される方。気仙沼を気にかけて足しげく通っていただいておりますリピータのボランティアさん、本当にありがとうございます。
天候に恵まれませんでしたのは、とても残念でしたが、さまざまな方が集合しての、みんなでの活動。
皆様、本当にお疲れ様でした、そして有難うございます。
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気仙沼市では、いまだ221名の方が行方不明となっています(3月31日現在)
2015年度も、11日の月命日の集中捜索活動を継続して行って参りますので、みなさまの御協力よろしくお願いいたします。
ひとりでも多くの手と目で、
ひとつでも多くの手がかりを…
(ボランティア受入部 一同)