2012年7月31日、今日の気仙沼も暑いです。しつこいようですが、皆さんこまめに水分補給をお忘れなくまた、外での作業の際には蜂などの虫にも気を付けてください。
さて、通常の会社だと出勤/退勤時にタイムカード/レコーダを使用していると思いますが、気仙沼復興協会(以下KRA)は違います。
2011年11月から、KRAではスタッフの勤怠管理として、タイムカードの代わりに「Felicaカード」を各スタッフに配布し、活用しています。
これが「Felicaカード」です。
このカードを「SONY Felica事業部」様からご支援いただきました。ありがとうございます。
これをタイムカード代わりとして各機器(PCや携帯電話)にかざします。ピッ
そのシステムを株式会社コスモ・サイエンティフィック・システム様よりご支援いただきました、勤怠管理システム「勤怠ケータイ」です
この「勤怠ケータイ」が優れモノなんです。前述のFelicaカードを通して、打刻情報がサーバに送信され、WEB上で出退勤時刻を管理することができます。
KRAは現在、3地点に拠点を置いています。
階上地区に清掃部、事務局、ボランティア受入部、街路防犯灯調査部
月立地区に写真救済部
気仙沼地区に福祉部
それぞれ別々の拠点から、勤怠ケータイを通して打刻したデータがサーバ上にて一括管理が可能です。
勤怠ケータイには「パソコン版、携帯電話版、アンドロイド版」の種類があります。
KRA福祉部などで使用している「パソコン版」は、USB非接触ICカードリーダ/ライタを接続し、インターネット回線を利用して打刻データをサーバへ送信します。
更に便利なのが、清掃部や写真救済部などで使用している「携帯電話/アンドロイド版」で3G回線を利用して打刻データを送信します。つまり、携帯電話の電波さえ届けばどこからでも打刻できます
つい先日まで漁業支援でホタテの耳刷り作業を、別現場にて直行/直帰で行っていました。そんな時でも勤怠ケータイを搭載した携帯電話を現場に持っていくことで出退勤の打刻が可能です。
清掃部では出勤・退勤時には必ずKRA事務所にて道具準備/片付け、朝礼/終礼を行います。万が一、やむを得ず早退/遅刻をする場合には作業現場に直行または直帰していただいても、各の班長の持っている勤怠ケータイ導入済みの携帯電話で打刻をすることができます。即座に○○さんが何時間遅刻だとか何時に早退したのか分かります。
また、それまでおよそ100名分のスタッフの出退勤管理を、全て手作業で行っていましたが、「勤怠ケータイ」に置き換えることで、その管理や正確性が向上しました。
そして、私が個人的に何より助かったのが「サポートの迅速さ」でした。当初、KRAの勤務時間とうまく当てはまらなくて、その都度打刻時間を修正していました。しかし、その旨を相談してみると、見事に対応していただきました。素晴らしいその後も何度も様々なことを相談すると無事解決していただいて、今では何の不都合も感じないぐらいの使い心地となっています。
ただ、たまにある打刻漏れの修正時、数件ならまだいいのですが、数十件修正をしなければならないとき、「1人1人を開く→編集→更新→一覧に戻る」この繰り返しをするのが、手間になったりします。(一括修正処理が出来れば申し分ないのですが・・・) しかし、これは打刻漏れが起きなければする必要のない操作なので、しょうがないのかなと思っています。
パソコン版「勤怠ケータイ」画面
清掃部では終礼後のいつもの光景として17:00を過ぎると、勤怠ケータイでの打刻を求める列ができます。3台の端末で同時に打刻をしています。ちょっとした駅の改札に似てます。
もしかすると、KRAスタッフの皆さんは何の気なしに朝・夕と打刻していると思いますが、これは「SONY Felica事業部」様、「株式会社コスモ・サイエンティフィック・システム」様のご支援があってのことなのです。改めて感謝したいと思います。本当にありがとうございます。
(茂木)