目黒区と気仙沼市の懸け橋

2012年3月13日、今日の気仙沼は一時の寒さに比べて和らいでいますが、雪がちらついたりもしています。週間天気予報では今後、最高気温が9度まで上がる日もあるらしく、春の訪れを少し感じさせてくれます。

さて、去る3月9日MISC(目黒インテリアショップスコミュニティー)の皆さんが「SUN-間 X(クロッシング)」開設のため気仙沼市のワンテンビルにいらっしゃいました。


SUN-間 X(クロッシング)」の名前の由来は友好都市である目黒区と気仙沼市を結び付けるものは「さんま」、その「さんま」にちなみ「SUN-間 X(クロッシング)」と名付けたそうです。

ワンテンビル内地域交流センターにMISCの家具を寄贈し、市民の方々の交流の場所を創設していただきました。ご提供いただいたソファや椅子に座って安らぎのひと時を過ごして欲しい。そんな思いから開設につながりました。

お子さんが遊ぶスペースもあります。

そのソファや家具の搬入を気仙沼復興協会(以下:KRA)の清掃部の皆さんがお手伝いしました。MISCさんにはKRAとしても『港町の編みっ娘ぶらぐ』のマフラーを販売していただいたり、「KRAのブログ」を開設していただいたり、様々なご支援をいただいております。本当にありがとうございます。

そして、翌日3月10日はそのお披露目式が行われました。気仙沼市長よりご挨拶をいただいたり、更に銘菓亀屋万年堂のナボナと、目黒のご婦人が作りました手作りクッキーのプレゼントもありました。

当初、MISCの皆さんは3月11日に帰る予定の所、1日早く帰られました。その意味をMISCの加盟店「スタンリーズ」さんのブログで拝見しました。ちょっとうるっと来ました。

東日本大震災から1年の節目、3月11日はあちこちでイベントなのかセレモニーなのかよくわからない行事が行われて、そんな中MISCさんのこまかな気遣いに感動しました。

私自身、3月11日は津波により被災した思い出の地「自宅跡地・職場・妻の実家跡地」を、被災当時と同様に愛犬を連れ追悼してきました。現在は本当に何もない場所でがれき処理の業者ぐらいしか見かけることがない場所です。しかし、その日はあちらこちらに多くの人を見かけました。そして思い思いに追悼している姿を見かけました。自宅付近で見かけた立札「草花・石は撤去しないでください」と花壇の所にあったのが印象的でした。

気仙沼市では気仙沼市総合体育館で追悼式が大々的に行われ、TVなどのマスコミが気仙沼市内には多く来ていましたが、「思い出の地」でひっそりと追悼する人々がいたことも一つの現実なのです。

そこをMISCの皆さんに気づいていただいたこと、気仙沼市民以上の気仙沼市民だと感じました。本当にご支援ありがとうございます。
(茂木)

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