宮城:死者 9,541人 行方不明者 1,237人(内 気仙沼市内220名)
全国:死者 15,893人 行方不明者 2,565人
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置
(平成27年1月8日 警察庁緊急災害警備本部 広報資料より)
震災から4年11か月の2月11日(木)、この日も全国から集まったボランティアさん46名と、気仙沼復興協会(以下KRA)スタッフ11名で捜索活動を行いました。
活動現場は2015年7月11日にも活動を行っている、気仙沼市本吉町小泉地区の外尾川河口付近。(参考ブログ:2015年7月11日集中捜索活動報告)
来月から工事が始まるため、こちらの場所の捜索に入りました。今後、こちらの現場に入る予定の工事関係者の方もボランティアとして参加して下さいました。
最高気温は5度でしたが、現場は風が強く体感気温はもっと低い中での活動となりました。
8時30分、KRAにてオリエンテーションを行った後現場に移動、海に向かって黙祷を捧げたあと2班に分かれて活動を開始しました。
細かい捜索方法についてはいつも参加して頂いているリーダーさんに指示をしてもらい、2方向から捜索を行いました。
以前(2015年7月11日)の捜索時からだいぶ様子も変わっていて、台風や時化(しけ)の影響で、海側の漂着物や葦、砂などが海に流されてしまったり、陸側に寄せられてしまっている様子でした。
この日の活動で手がかりとなりうる骨らしきものを1本見つけて頂きました。
寒い中の活動本当にありがとうございました。
(気仙沼復興協会 スタッフ一同)
いつも言うこと、復旧・復興工事が始まるのは当たり前の事。
いつまでも壊れたままじゃ前に進めない。
ただ、そこに手がかりがあるかどうかを確かめてから、後悔しないように、
重機が入る前に、人の手と目で丁寧に確認しなければいけないと思っています。
今回の捜索活動に参加して下さったボランティアさん、個人さんが46名。
そのうち14名がKRAではじめての活動。これって凄いことなんだと思います。
まもなく5年経とうとしているこの時期に、まだこれだけの人が目を向けていてくれること。
本当に嬉しいことですし、心強いことです。
来月の集中捜索活動は3月11日(金)です。
今できることを、
今しかできないことを、
続けられる限り…。
みんなが、一歩を踏み出せるように。
ひとりでも多くの手と目で、
ひとつでも多くの手がかりを・・・。
みなさんの、ご理解とご協力をよろしくお願いします。
(福岡 麻子)