あれから5年が経ちました

遅くなりましたが、震災から5年の2016年3月11日(金)のご報告です。


    死者   行方不明者
北海道  1人    0人
青森県  3人    1人
山形県  2人    0人
岩手県  4,673人  1,124人
宮城県  9,541人  1,236人(内 気仙沼市 220名)
福島県  1,613人  197人
茨城県  24人    1人
栃木県  4人     0人
群馬県  1人     0人
千葉県  21人    2人
東京都  7人     0人
神奈川県 4人     0人
合計   15,894人   2,561人
      (3月10日現在 警察庁)


2016年3月11日(金)
東日本大震災から5年の3月11日
気仙沼警察署24名、気仙沼海上保安署9名、気仙沼市役所2名、ボランティアさん120名、気仙沼復興協会9名、
合計164名で行方不明者の集中捜索活動を行いました。
この日の活動場所はお伊勢浜海岸。

2015年10月(関連ブログ:【ボラ】震災から4年7か月の集中捜索活動)以来の活動となりました。
午前8時30分、気仙沼復興協会(以下KRA)集合。
人数が多かったため、オリエンテーションを短めに済ませ、活動場所のお伊勢浜海岸に向かいました。
現場近くは工事のため、駐車スペースが取れなかったので、近くの杉ノ下漁港に駐車場をお借りして現場まで徒歩で移動しました。

10:00、気仙沼警察署、気仙沼海上保安署、気仙沼市役所、ボランティアさん、KRAスタッフが整列、
気仙沼警察署 警備課 佐藤課長、気仙沼海上保安署 菅野次長からご挨拶を頂き活動を開始しました。

2016.3.11_

ボランティアさんは多数参加して頂いたので、2キロ以上ある海岸線を4班に分けて活動しました。

2016.3.11_22016.3.11_32016.3.11_4

活動人数が多かったこと、久しぶりに活動に入ったこともあり、51本もの手がかりとなりうる骨らしきものを見つけることが出来ました。
現在、気仙沼警察署の関係各所で調べて頂いています。

14:20活動終了。
14:46黙祷。
1分という短いようで、長い黙祷の中、溢れる涙を止めることができなかった人は少なくなかったと思います。

2016.3.11_6

寒い中の活動、本当にありがとうございました。
見つけて頂いた、骨の中に手がかりとなりうるものが含まれていることを願います。

今回、初めて気仙沼海上保安署様とも一緒に活動をさせて頂き、
「今後も我々で出来ることは協力させて頂きます。」
っと、本当に有難く、心強い言葉を頂きました。

来年度以降も気仙沼警察署様、そして海上保安署様の協力も得ながら進められればと思っています。
今後もみなさまのご協力よろしくお願い致します。

(気仙沼復興協会 一同)


この日はボランティアさん120名中、地元気仙沼の方も12名参加して頂いていました。

60・70・80歳代の方々が多く、
「いっつもは慰霊祭さ行ぐんだけど、今年は地元んどごだし、こっち(捜索)やっぺど思ってね」
「お伊勢浜も随分変わってしまったんだな」
「もう5年だな、まだまだなんだよな」
なんて、お話をさせて頂きながら、気仙沼への地元愛を強く感じました。

そして、奥様と会社の従業員を亡くされた地元の方も…。
「どうにか、見つけてやりでぇんだ」
って…、

6年目、これからも
待っている人がいる限りは、
帰りたい人がいる限りは、
我々が出来る限り捜索活動を続けて行きたいと思っています。

ご理解ご協力をよろしくお願いします。

(福岡 麻子)

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