【ボラ】震災から4年7か月の集中捜索活動

大変遅くなりましたが10月の集中沿捜索活動についてご報告させて頂きます。


10月の捜索活動は11日と13日の2日間行われました。
11日は気仙沼復興協会(以下KRA)単独で、13日は気仙沼警察署と合同で捜索活動を行いました。
捜索場所は、両日とも気仙沼市階上地区~大谷地区まで続くお伊勢浜海岸。全長1.5㎞ある海岸です。
 (お伊勢浜海岸の捜索活動関連ブログ)
 2014年
  3年3か月 集中捜索活動報告7月集中捜索活動ご報告
  2014年11月 集中捜索活動のご報告2014年12月 集中捜索活動報告

11日はボランティアさん57名、KRAスタッフ7名、計64名での活動、
13日はボランティアさん7名、気仙沼警察署13名、KRAスタッフ8名の計28名での活動となりました。

両日とも午前8時30分にKRAに集合、捜索活動での注意事項や震災から現在までのオリエンテーションをした後、この日の活動場所近くにある杉ノ下慰霊碑でお線香を上げて頂き、お伊勢浜海岸に移動しました。

2015年10月11日

10:00に整列、海に向かって黙祷をしたあと活動を行いました。
20151011

朝から小雨が降る中での活動です。
57名が3班に分かれ、海からの漂着物があるところを膝を地面に付きながら丁寧に、石などを避けながら捜索していきました。

20151011_220151011_420151011_3

この日の活動で見付かった、手がかりとなりうる骨は3本。
現在警察署の関係各所で調べて頂いています

雨の中の活動本当にありがとうございました。

2015年10月13日

10:00気仙沼警察署と合流。
この日も海に向かって黙祷したあと、気仙沼警察署 警備課 佐藤課長からご挨拶を頂き、捜索活動を開始しました。

この日の活動は少人数だったため場所を区切らずに行いました。

この日のボランティアさんは7名のうち5名が気仙沼の方。
お話をお伺いすると、みなさんそれぞれの思いで活動をしていました。
10
(2015年10月14日付 三陸新報)

この日の活動で見つかった、手がかりとなりうる骨らしきものは10本。
現在警察署の関係各所で調べて頂いています。

長い海岸線で少人数での活動、本当にありがとうございました。

(一般社団法人 気仙沼復興協会 一同)


そして13日の捜索活動の時、11日に捜索活動をした海岸の方では重機が入って作業をしていました。

立ち入り禁止のロープが張られ、工事が進んで行く海岸線。
復興工事か進んで行くことは喜ばしいことである反面、個人的には複雑な思いです。

いつも言いますが、現在の捜索活動は地道な細かい作業です。
石を避けたり、砂を掘ったり…、地道な作業。
そんなに簡単なことじゃないんです。
でも、気仙沼市内だけでも220名の行方不明者がいる現実。
いつまで出来るかわからない海岸線の捜索活動、
今できることを、
今しかできないことを、
続けられる限り…。
今後ともみなさんのご協力よろしくお願い致します。

みんなが、一歩を踏み出せるように。

ひとりでも多くの手と目で、
ひとつでも多くの手がかりを・・・。

(福岡 麻子)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*