東日本大震災から6年3か月の集中捜索活動

東日本大震災発生から6年3か月の月命日。
    死者    行方不明者
宮城県  9,540人   1,228人(内 気仙沼市216名)
岩手県  4,673人   1,122人
福島県  1,614人   196人
全国   15,894人   2,550人
        (警察庁まとめ)

ボランティア22名、気仙沼復興協会(以下 KRA)スタッフ3名、計25名で気仙沼市本吉町にあります、野々下海岸で捜索活動を行いました。
この場所は2017年2月10日にも気仙沼警察署と合同で捜索を行った場所です。
(参考ブログ:東日本大震災から5年11か月の集中捜索活動)

防潮堤整備直後は、下の写真を見てもらってわかるように防潮堤の下にあるブロッグが見えていましたが(左:2014年5月)、その後、台風などの影響で石や漂流物が寄せられてすっかりブロッグが見えなくなっています(右:2017年2月)


(左:2014年5月、右:2017年2月)

その後、寄せられた石などを撤去して現在は下記の写真の通りになっております。

(2017年6月6日現在)

その、撤去した石の下になっていた漂着物や、また新たな漂着物の中から、手がかりとなりうるものを探して頂きました。

KRAでオリエンテーションを済ませた後、現場に移動。
海に向かって黙祷を捧げ活動を開始しました。

T.P.(東京湾中等潮位)+9.8㍍の防潮堤、こうやって見るとやはり高いですね。

そして、衣類や車の部品の一部、生活用品などの漂着物が多いこと…
海藻も溜まっている場所があり、その場所にもたくさんの混入物があったので掘り返して頂きました。海藻が腐った匂いがきつくて…、掘って頂いたみなさん、本当にありがとうございました。

この日の活動では、骨片らしきもの1点と、名前の書いた運動着やお椀、リコーダーなどを見付けて頂きました。
見付けて頂いた、手がかりとなりうる物は気仙沼警察署の方に提出し、関係各所で調べて頂きます。
来月も7月11日(火)に、捜索活動を行う予定ですので、平日となりますがご理解、ご協力よろしくお願い致します。

(気仙沼復興協会 スタッフ一同)

活動されたみなさん、本当にありがとうございました。

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