2012年6月4日、今日の気仙沼は天気も良く暖かでした。ただ、お昼前に急に雨が降り出し、すぐには止んだのですが、その後、気仙沼復興協会(以下KRA)事務局 駐車場には異様な水蒸気が上がりました。
上記写真だとちょっとわかりにくいですが、写真をクリックすると大きく表示できます
さて、6月1日から気仙沼市 土木課からの委託を受け、気仙沼市内の『街路灯調査』が今日から本格始動します。そのためKRAでは新たに4名を雇用しました。
『街路灯調査』とは気仙沼市内全ての街路灯の現状を調査する仕事で、1本1本の街路灯の写真を撮り、その状況を書きとめるこれを繰り返していきます。
気仙沼市内全てなので北は唐桑町から南は本吉町まで、もちろん気仙沼大島(離島の為、船で向かいます)も調査対象となります。すべての街路灯の総数はおよそ5000本これを1班2名の2班体制で6か月の期間かけて調査をしていきます。
ちなみに『街路灯調査』スタッフのユニフォームは「写真救済部・福祉部・ボランティア受入部・事務局」と同じオレンジのポロシャツです。
初日の『街路灯調査』の様子です。
このような様子で街路灯を調査していきます。
津波により被災した気仙沼市は、地震直後に電気も止まり、同時に町中の信号も点かない状態がしばらく続きました。津波によって道路に散乱した瓦礫は自衛隊などの方々の手により主要な道路が通れるようになっていき、車が通れるようになると交通量の多い交差点では信号がないのに、お互いに譲り合って不思議と事故が起きませんでした。
そして、信号や街路灯が復活するたびに、その名の通り街が少しずつ明るくなっていきました。今思うと、身近に復旧を告げるバロメータになっていたような気がします。
(茂木)
[…] さて、気仙沼市 土木課から委託を受けた『街路灯調査』ですが、今週無事に、市内の全5,000本ある街路灯の調査を終えることができました。6月1日から始めて約4か月間で2班で市内を回 […]