2012年6月28日、今日の気仙沼は快晴そのものです。皆さん熱中症に注意し、水分補給を忘れないようにしてください。また、昨日(6月27日)は(社)気仙沼復興協会(以下KRA)の総会がKRA事務局にて行われました。当協会の理事の方々や、各部の代表者が参加して平成23年度の総括を行いました。ありがとうございました。
さて、今回はKRAの新しい漁業支援活動を報告したいと思います。以前のBlog記事、『KRA漁業支援活動(ホタテ)』で紹介した『ホタテの耳吊りをする為のピン挿し作業』の続きとなる漁業支援活動が2012年7月からいよいよ始まります
その内容は『ホタテの耳吊り(ミミヅリ)作業』です
以前KRAでお手伝いした「ロープにピンを付ける作業」の続きの作業です。
下記の写真はその時の様子です
このロープに付けたピンにホタテを付けていきます。
2011年3月11日、東日本大震災による津波でそれまで育てていたホタテの稚貝も成貝もすべて流されてしましました。その後、ホタテを復活させるために2011年春先から、大切に大切に育て、2012年6月ようやく人間でいうところの『幼稚園児』まで成長しました
それがこのホタテです
すでにおいしそうですね
しかし、この『幼稚園児』を食べるわけにはいかないので、さらにおよそ1年かけて『成人』になるのを待って、2013年の春頃にはちょうど食べ頃になるそうです。あと1年の辛抱です。
その『ホタテの耳吊り作業』の様子です。このような感じで7月から作業をします。
私事ですがホタテで思い出されるのが、震災直後から電気が止まり、いつ復旧するかも分からず、食糧の調達も困難な状況が続きました。この状況では冷凍庫に保存していた魚介類が腐ってしまうということで、ご近所の知り合い同志で分け合い食べたりしていました。そんな中で頂いたホタテがとても美味しかったことが思い出されます。
(茂木)