2014年もよろしくお願いいたします

謹んで新春のお慶びを申し上げます。 お陰様を持ちまして、本年も一般社団法人 気仙沼復興協会が新しいスタートを切ることが出来ますことに心より御礼を申し上げます。また平素は、私どもの活動に、多大なるご理解とご協力を賜りまして、重ねて厚く御礼申し上げます。これまでのご支援に対しまして、感謝申し上げますとともに、本年も何卒変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

さて、2014年1月6日(月)KRA全体の新年式が階上公民館 和室をお借りして行われました。参加部署は「清掃部、写真救済部、福祉部、ボランティア受入部、学校施設改善業務部、埋蔵文化財発掘調査部、埋蔵文化財資料整備業務部そして事務局」のすべての部署のスタッフが集まりました

まずは理事長からお話をいただき、続いて事務局長、そして、各部署の代表者から新年のあいさつと部署の活動内容をあらためて説明していただきました

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その後、部署ごとに分かれ今年度残り3か月に対する抱負・目標を話し合ってもらい、その内容を、各部署の代表者から発表していただきました

その中で特に印象的だったのが、「清掃部」が目標に掲げた「就職率100%」でした。KRAは今年度、つまり2014年3月までの活動は決まっているのですが、その後のことは未定です。そのため、必然的に再就職に向けて進んでいくことが必要となります。「清掃部」スタッフはそれを見越し目標を掲げたようで、一人一人の再就職への意識が高まっていることが実感できました

その「清掃部」をあらためてご紹介いたします。KRA設立当初から活動している「清掃部」ですが、震災のあった2011年には多いときで55名が所属していましたが、現在は14名と少なくなりました。しかし、「清掃部」スタッフは設立当初の2011年5月から活動しているベテランの人もいますし、一番短い人でも2012年7月からとおよそ1年半のキャリアがあり、まさに少数精鋭といった感じなのです。

KRA設立目的である

「被災者自身の手により、気仙沼地域における復旧・復興を行うこと」

を目に見える形で行っていたのが「清掃部」だといえます。津波により被災した家や田畑の耕地のがれき撤去から始まり、被災家屋内の泥出しや清掃作業、側溝清掃、害虫駆除のための消毒作業など被災者のニーズに合わせて様々な活動をしてきました。今年度も残り3か月事故・怪我等ないように作業をしていただければと思います

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また、今年新成人になるスタッフが1名おり、昨年同様に突然、新成人に向けての挨拶をお願いしたところ、準備万端で堂々とした挨拶をしました。頼もしい限りです

東日本大震災から3年目が近づいてきましたが、復興というにはまだまだ時期尚早です。最近では仮設住宅から出ていく人もいる半面、仮設住宅以外に住んでいた方が新しく越してくることもあります。新しい住まいに関しても、ようやく災害公営住宅や防災集団移転等の造成工事が一部で始まりました。それらの新しい住居に暮らす人が増え、仮設住宅が無くならないことには表面的な復興としか言えないでしょう。1日も早い本当の意味での復興を切に願います

今年度残り3か月!KRAとして微力ながら気仙沼の復興に貢献できるよう引き続き、頑張って行きます

(茂木)

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