2014年12月11日、3年9か月の月命日の日。
気仙沼警察署と合同で集中捜索活動が行われました。
場所はお伊勢浜海岸。
11月10・11日の集中捜索活動の続きとなります。
(関連ブログ http://kra-fucco.com/archives/9667)
この付近では未だ約50名の方の行方が分かっていないそうです。
また、気仙沼復興協会(以下KRA)として、のべ6,500人以上のボランティアさんに海岸清掃活動をしてもらっている場所で、活動中にも多くの手がかりとなりうるものを見付けて頂いている場所です。
当日は最高気温9度。気温は高かったのですが、どんより曇り空で、強風・波浪注意報が出ている中での活動でした。
気仙沼警察署から14名、ボランティアさん40名、KRAスタッフ6名。
また、今回はお伊勢浜海岸付近の杉の下地区の遺族会の方も参加され、計61名での活動でした。
午前10時、全員で海に向かって黙祷を捧げたあと、気仙沼警察署 警備課 奥田課長から挨拶を頂き、活動が開始されました。
活動場所の広さ関係で、3班に分かれ活動が開始されました。
■お伊勢崎周辺
1班目は、気仙沼警察署の方々と、個人ボランティアさん10名で杉ノ下漁港の先にある、お伊勢崎とそこへ繋がる道の捜索をしました。
■お伊勢浜海水浴場
2班目は、震災前は海水浴場として使われていた場所で、遠浅の海岸で、家族連れで賑わっていた場所ですが、すっかり砂浜が狭くなってしまいました。
(左:震災前、右:2014年12月11日撮影)
高潮の満潮時は、もともとあった防波堤の際まで波が来るためそこに堆積している砂や土、石を取り除きながら捜索しました。
■お伊勢浜海岸(杉ノ下地内)
3班目は、震災前は上記の海水浴場と繋がっていましたが、地盤沈下の影響などもあり、防波堤の前にあった砂浜もなくなり、防波堤の後ろまで波が来ています。
上記の崩れている防波堤の後ろから、海に向かって右側にある壊れた水門に向かって、石を除けながら捜索をしていきました。
この日は午前中の活動では、手がかりとなりうる骨を5本。
そして、午後からはKRA単独の活動で、4本の手がかりとなりうるものを見つけて頂きました。
今回の活動には、先にも書いたように杉ノ下地区の遺族会の方も参加されていました。ご家族を捜してるその姿を見て、胸が詰まる思いでした。
まだまだ継続していかなければいけないことだという事を再認識しました。
待っている人がいて、
帰りたい人がいる。
待っている方々が、一歩を踏み出せるように。
来月の1月11日も集中捜索活動を行う予定です。
ご協力よろしくお願いします。
ひとりでも多くの手と目で、
ひとつでも多くの手がかりを・・・。
(ボランティア受入部 一同)