【ボラ部】2014年11月集中捜索活動のご報告

遅くなりましたが、2014年11月の集中捜索活動についてご報告させて頂きます。

11月の集中捜索は10日と11日の二日間行われました。
10日は気仙沼警察署14名と気仙沼市役所2名、ボランティアさん7名、当協会スタッフ4名、計27名で活動を行いました。
当日の現場は、以前(6、7月)も集中捜索活動を行ったお伊勢浜海岸の野々下・沖ノ田地内でした。

関連ブログ

6月 http://kra-fucco.com/archives/8449
7月 http://kra-fucco.com/archives/8728

ボランティアさんは、全員が継続・リピーターのみなさん。
警察署は午後からの捜索活動という事で、午前中は大量に上がっている流木や細かい木端の収集を行いました。

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午後1時、気仙沼警察署と気仙沼市役所の方々が合流し、全員で整列、海に向かって黙祷を捧げたあと、気仙沼警察署 警備課 奥田課長から挨拶を頂き、活動が開始されました。

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日々、顔を変える海岸、波で打ち寄せられ堆積した石の上には大量の葦、また上だけではなく石の下にも大量の葦。その中に手がかりとなりうるものがないか、慎重に葦を除けながら探して頂きました。

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1日目は手がかりとなりうる骨を7本見つけて頂きました。

2日目、気仙沼復興協会独自の集中捜索活動。
この日の活動も、前日と同じ場所で23名のボランティアさんに参加していただきました。
初めて参加のボランティアさんも多く、現場近くの杉ノ下慰霊碑で手を合わせて頂いたあと、現場へ移動。全員で黙祷を捧げたあと、活動を開始しました。

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前日よりも捜索範囲を陸側に広げ、高潮時には上がってくるだろうと思われるギリギリのラインを捜索して頂きました。

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この日は手がかりとなりうる骨を10本見つけて頂きました。

2日間合わせて、計17本の手がかりとなりうる骨。しかし、ほとんどが動物の骨かもしれないといいます。でも、そこにまだ可能性が残っている限り、探し続けなければと思っています。

護岸工事、防潮堤の工事が始まる前にまだまだ探さなければいけない場所がたくさんあります。

待っている人がいて、帰りたい人がいる。
気仙沼市だけでも未だ226名の行方不明の方々がいらっしゃいます。
来月12月11日(木)も集中捜索活動を行う予定です。
平日ですが、みなさんのご協力よろしくお願いします。

ひとりでも多くの手と目で、
ひとつでも多くの手がかりを・・・

(ボランティア受入部 一同)

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