浜の清掃ボランティア 活動報告

日頃、(社)気仙沼復興協会(以下:KRA)ボランティア受入部のブログを楽しみにしてくれていた皆様、KRAでのボランティア活動に参加して頂いた皆様、こんなにも長い間、更新が滞ってしまい本当にごめんなさい。

また、気仙沼市やボランティア活動に興味があって、このページをご覧になっている皆様、初めましてここでは、KRAに来てくれたボランティアさんの活動報告をしております。

さて、以前よりお付き合いして下さっている皆様に少し言い訳をさせて下さい。
なぜ、1日ずつブログを書けなくなったかと申しますと、

  • 1月~3月と4月~現在のボランティアさんの受入人数が格段に増えたこと、
  • 団体受入メインから、個人の方の受入が多くなったこと、

これはつまり、連日に亘る嬉しい悲鳴によるものなのでございます。改めて、皆様の温かいご支援に感謝いたします。

KRAに来てくれたボランティアさん全員の活動の様子をお伝えするには、時が経ち過ぎていて、今から空白の4か月を毎日分埋めるのは正直言って無理です。
しかし、毎日は無理だとしても皆様の活動の様子を発信すること自体は続けていきたいのです。

そこで、ボランティア受入部のスタッフで話し合い

「せっかく毎日多くの写真を撮っているのだから、日別より活動内容別に写真を分け、その中から活動の様子が伝わりやすい物をブログに載せて、報告させてもらっては?」

という事になりました。

本当は、その日一日に密着した報告が出来れば良いのですが…ご了承下さい。

それでは、早速4月~7月現在までの活動についてエピソードをおりまぜ、お伝えします。

まずは、『海岸清掃』こちらは、我がKRAボランティア受入部発足以来の、最高のべ人数を記録し(おかげさまで800名を超えました)継続中の現場です

場所はお伊勢浜海岸。震災前は美しい砂浜が広がる遠浅の海岸で、大勢の海水浴客や近くの岩井岬(波が打ち寄せるたびに潮を噴き上げる潮吹岩がある観光名所)を訪れる観光客で賑わっていました。

しかし、杉ノ下地区と呼ばれる周辺一帯は16メートルを超える津波に襲われ、沢山の尊い命と思い出を一瞬で奪い去ってしまったのです。

KRAでは、いつの日か以前のように浜辺を散歩したり海水浴が出来る憩いの場に戻そうと、大勢のボランティアさんのお力をお借りして4月下旬から清掃活動を開始しました。おかげさまで着実にきれいになってきました。
(その様子は、ボランティア受入部 小倉がお伝えしておりますので、ご覧下さい)

清掃活動を始めた当初は、呆然と立ち尽くすような酷い光景で、どこから手をつけて良いのかも、多種多様なゴミをどう分別したら良いのかも解りませんでした。また、一度きれいになった場所に、大雨などでゴミが再び打寄せられてしまい愕然とした事もあります。

しかし、まずは前に進まなければなりません。今では、ボランティアさんにゴミを集め分別していただき、分別の終わったゴミは業者さんに回収していただいております。

では、ボランティアさんの活動中の写真を、ごくごく一部ですがご紹介したいと思います

まだまだ、ご紹介したい写真がたくさんあるのですが…ごめんなさい。

海岸からは、海藻と絡まり合って巨大化した瓦礫や、家庭用品や個人を特定出来る物、時には近くにあったお墓から流失した古いお骨が見つかることもあります。お骨は杉ノ下地区の犠牲者の冥福を祈るために建立された石碑に一旦集めてお寺の方に供養をお願いし、初めて参加される方を中心にご焼香もさせていただいております。

海岸線は広範囲に亘ります。お伊勢浜海岸の他にもかつての美しい風景を取り戻したい場所は、まだまだあるのですが…まずは足元から一歩ずつ…を胸に続けていきたいと思いますので、これからもご協力いただけると幸いです。

次回は、写真洗浄ボランティアを行っていただいた皆様の活動のご様子を、お伝えします

(ボランティア受入部 菊地)

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